退職の挨拶
こどもソーシャルワークセンター応援団の皆さま
スタッフの須川美弥子と申します。わたくしごとではありますが、令和6年3月31日をもちまして、一身上の都合により退職することになりました。たった、2年間の短き間でしたが、皆さまには温かく見守られ、楽しく、希望をもってすごすことができました。ありがとうございました。この4月からは、同じく福祉の分野ではありますが新天地を目指し働きます。
思い返すと、困りごとを抱えてセンターにやってくるこども達は様々でした。時を経るごとに少しずつ思いのたけを話してくれることが何度もありました。私達の力では、すぐさまに解決できるような事象はありません。しかし、日々の営みのなかで見せてくれる笑顔、「センターに来なかったら今の自分はない」といってくれる一言が、今の見守り活動の蕾、そして花開き、果実に結びつくのだろうとも思います。
ボランティアさんとの出会いも多々ありました。こども達との繋がりを大切にされている方々ばかりでした。センターの活動に無くてはならない皆さんです。こども達との関りのなかで、スタッフでは気が付かない想いを拾って頂くことがたくさんありました。野外活動では、こども達と共に走り回ったり、ボール遊びをして頂いたり、銭湯でじっくりと思いを聞いて頂けることもありました。センターの宝物でもあります。
センターでは、多くの実習生を迎えています。センターの開け作業から始まり、こども達の見守り、研修会への同行、幸重さんからの教え、日々、目の回る忙しさではなかったかと思います。児童福祉分野に就職される方が殆どではありますが、中には違う分野に進まれる方もいらっしゃいます。ですが、皆さん、口をそろえて仰る言葉が「今は、違う分野への就職だけれど、将来は経験を積んで児童分野に戻りたい」。頭がさがる思いがします。
スタッフは日々、こども達の見守り、長期期間中の野外活動の準備、ヤングケアラーのこども・若者達の居場所の計画等、奮闘しております。複数の目があることで、こども達の思いへの気づき、居場所のあり方等広く、深い事業構想を練ることが出来るのです。職員会議やワーカー会議を通じて、今ある事象を共有し未来に繫がる見守りを継続することが出来るのです。
そして、忘れてはならないのが、センター応援団の皆様方のご支援です。センター運営のエネルギーは、皆様方によるご寄付やご寄贈あってのことなのです。また、直接センターに来て頂き、励ましのお言葉を頂いたり、野菜や果物を持って来て頂き、こども達のお腹と気持ちを満たして頂くことが多々ありました。ご寄付のお礼状に、更なる励ましのお返事、更なるご寄付を頂き、感謝に耐えません。本当に、ありがとうございます。
センターは、ずっと、こども達、ボランティアや実習生の皆さま方、そして応援団の皆さま方と共にあり続けます。これからも、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、須川が今までお世話になりましたこと、感謝の念をもちまして別れの言葉を閉じようと思います。お世話になりました。ありがとうございました。 令和6年3月31日