お知らせ

子どもの貧困対策関西フォーラムでこどもの声を届けよう

7月16日(火)に滋賀県庁で行われる「子どもの貧困対策関西フォーラム」に、貧困課題を抱えるこども若者たちの声を届けるべくプレイベントが7月6日(土)神戸市青少年会館で開催されました。関西地域の貧困課題に関わる若者や支援団体のメンバーが参加。こどもソーシャルワークセンターからも三名の高校生と四名のスタッフが参加しました。プレイベントでは、子どもの貧困対策センターあすのばが行った6000人調査の中から、自由記述で書かれた関西地区のこども若者の声を読み込むところからスタート。シールアンケートを活用して、参加したメンバーがどの声に共感が高かったのか整理しました。

アンケートの声を読み込む高校生や若者たち

この日のプレイベントは炎天下の中での「能登こども応援募金」での街頭募金の活動もあったため、この日は整理作業で終了。当日のイベントに向けて、7月15日(月・祝日)にこどもソーシャルワークセンターで作業日を設けることとなりました。ということで、作業日に協力してもいいよという関西地域に在住の貧困課題に関わる若者(高校生世代から概ね20代)を募集しています。この日は具体的にこどもの声を届けるために三つの作業を行います。

①オープニングムービー「6000人アンケートのこどもの声」作成

過去行われた「子どもの貧困対策全国キャラバンin滋賀」で作ったものをイメージして、プレイベントで若者たちの共感が高かった「6000人アンケートのこどもの声」を中心に作ります。

②展示パネル「政治家・行政担当者に伝えたい こどもたちの声」作成

オープニングムービーは、絶望の連鎖と言われる貧困課題の現状を伝えましたが、展示パネルでは参加者の多くが議員やこどもの貧困課題の行政担当者であることから、同じく6000人アンケートを使いながら展示パネルとして参加者に伝えていきます。アンケートには以下のような声が高校生や学生世代を中心にあがっているので(小中学生のアンケートではこのような声はほとんど見られません)、どのように目を引くパネルにするのか、集まった若者たちのセンスに期待しています。

③スピーチ「家にお金がないこどもの夏休みって」原稿づくり

最後に当日のスピーチは、夏休み前のイベントであることから、夏休みの困りごとをテーマに会場の参加者に届けることとします。ちなみに過去に行われた「子どもの貧困対策全国キャラバンin滋賀」では若者たちによってこのようなスピーチが行われました(最初の9分間が若者たちによるスピーチ)。

日時:7月15日(月)14時から20時

対象:関西エリアに住んでいるこどもの貧困に関わる若者(高校生世代から20代ぐらい)10名程度
 ・生活保護世帯(経験がある)の若者
 ・ひとり親家庭(経験がある)の若者
 ・社会的養護(施設・里親)で生活している(経験がある)若者
 ・修学援助や給付型奨学金などの支援を受けている(経験がある)若者
 ・こども食堂や無料学習支援などを利用していた若者
 ・こども食堂や無料学習支援などに関わっている若者

当日の自宅から会場までの交通費と夕食はこちらで補助します。参加希望者はこどもソーシャルワークセンタ-まで連絡お待ちしております。なお平日になりますが、イベント当日の参加も大歓迎です。