実習を終えて
11月の12日間と2月の11日間にわたった実習は、今日が最終日になります。
前半の11月の実習は、センターのコア事業である「ほっ」とるーむ・トワイライトステイ・ユースホームなど居場所事業の現場に入らせて頂いて、こども若者と直接関わるところからスタートしました。学校には行くことが難しくてもセンターには毎週通ってくる、そういった安全基地のような居場所の現場からこども若者の福祉課題に関わるソーシャルワークの原点を学ばせていただきました。
後半の2月の実習は、主にソーシャルアクションを学ぶため、イベントにおいて夜間中学と地域のコラボの可能性についてアイデアを出し合うワークショップの事前準備や当日のワークショップの進行、また資料となる夜間中学の説明パネルづくりを行いました。
報告会の準備段階では、ケーススタディを通してセンターで関わる生きづらさを抱える若者のリアルな背景を知りました。そのような若者たちにとっての夜間中学の必要性を学び、夜間中学がより身近になり、夜間中学につなげて終わりではなく、通い続けることができるようなサポートについて考えるようになりました。また、ソーシャルワーカーとして働くにあたって、現場でのかかわりや当事者の声を大切にすること、それをソーシャルアクションにつなげていくという、広い視点をもっていきたいと感じました。
最後になりましたが、センターのこども若者との出会いは私たちの宝物となり、今後、ソーシャルワーカーとして働いていくうえで、忘れてはならない大切なものを彼らに教えていただきました。
短い間でしたが、大変お世話になりました。また、私たちの成長した姿をお見せすることが出来ればいいなと思います。