今年度のメイン事業であるヤングケアラー支援体制強化事業の報告会として、3月9日(日)に大津市民会館にて「あなほりラジオ公開収録イベント ～『じぶん』はどこかに置いてきた～」を開催しました。また、イベントに併せて2024年度の法人活動報告も行いました。

今回のイベントは、センターらしく、職員だけではなくセンターに来ているこども若者やボランティアさんが中心となって作り上げてくれました。準備の様子はぜひこの↓ブログを読んでください。

当日は80名の参加者が集いました。年度末のお忙しい中、お集まりいただき、若者たちの発表を見に来てくださり誠にありがとうございました。残念ながらご参加いただけなかったみなさまにも、少しだけイベントの様子をお伝えしたいと思います。

当日は準備メンバーで朝から集まって、最終リハーサル！緊張しつつも入念に打ち合わせをしました。

お昼ご飯を食べたら会場へ💨 当日参加のボランティアさんとも合流して、みんなで机椅子を並べたり、受付や応援ブースを作ったりと設営からがんばりました！

前半は、2024年度の法人活動報告会。職員川﨑からの事業説明の後、ボランティア・若者メンバーが作ってくれた活動紹介ムービーを流しました。居場所活動の日常的な他愛のないやりとりの動画や、こどもたちへのインタビュー、また若者自身が参加してくれたネットワーク事業についてのスライドショーで、リアルな姿を見ていただきました。

その後はボランティアさんによるパネルトークセッション。ボランティア活動を始めたきっかけやこどもたちのエピソード、活動で大事にしていることなどを、オールボランティアさん進行で届けてくれました。そんな風に思ってくれていたんだな、と職員としても改めてボランティアさんの熱い思いを感じる機会となりました。

また会場より、いつもこどもたちにおいしいご飯をつくってくださっている2人の調理ボランティアさんからも一言いただきました。突然のお願いに応えてくださりありがとうございました🙇

休憩をはさみ、後半はいよいよヤングケアラー支援体制強化事業についての報告会です。まずは事業担当職員の鳴橋より事業説明をした後、ボランティアさんがつくってくれた体験活動の紹介ムービーを流しました。思いっきり外活動を楽しむこどもたちの表情を見ていただくことができました☺

そしてその後、「あなほりラジオ公開収録」が始まりました！「あなほりラジオ」はヤングケアラー支援事業の中で今年度実施してきた、オンラインサロンに代わる新たなかたちのオンライン交流活動です。これまで6回、ヤングケアラーのピアサポーターがラジオパーソナリティとなって配信してきました。今回の公開収録でも、いろんなコーナーごとに、ピアサポーターやヤングケアラーの子どもたちが参加する体験活動のサポーターたちがたくさん出演して喋ってくれました。

ピアサポーターの中には小学生のときからセンターに通っている高校生もいました。緊張で手がぶるぶる震えながらも、大人数の前で一生懸命自分の言葉を伝えてくれている姿に、じーんと来るものがありました。地域の中で長く居場所を続け、若者たちに活躍の場をもってもらうことの意味をとても感じました。

その後は、ヤングケアラーのこどもたちが暮らす家庭の実態をリアルに表したラジオドラマの朗読を行いました。家庭にセンターの職員が配食しに訪れたり、居場所で過ごす中で家庭で話せないことを話したり。そんな一場面をショートストーリーにしました。次年度よりラジオ活動の中で新たに始めたい取り組みとして紹介をしました。乞うご期待ください！

センターを利用する若者たちや、普段こどもたちに一番近くで関わるボランティアメンバーが大活躍のイベントになりました。センターの活動のリアルを知っていただくことができてよかったと思います。いろんなメンバーを巻き込んでの発信は難しいことも多いですが、やっぱりこども若者本人のありのままの声や、活躍してくれるボランティアさんの声を発信することには、とても意義があると思っています。今後もセンター流に、等身大を届ける発信を忘れずチャレンジしていきたいと思っています！

イベントに携わってくれたみんな、そしてご来場いただいた方々、本当にありがとうございました！