ユースホーム

高3生の卒業祝い

高校3年生の卒業祝いをしました🌸

前の週の活動日に、卒業祝いの日にやりたいことを一緒に考えていました。いっぱい出てきたので、紙に書いてリストアップ!その中でも、「お散歩して、カフェに行ってお茶したい」「自分で料理をつくってふるまいたい」「お泊まりがしたい」を含めて企画しました💭

本人は楽しみすぎて寝れなかったとのことで、張り切ってやってきました!センターには早めに到着して、仲良しのボランティアさんを待ちます。ボランティアさんが来ると、早速出発!

まずは夕食の買い出しです。きのこが大好きな高校生なので、きのこの炊き込みご飯を作ろうということに🍳あれはあるかな、これは足りてるかな、と考えながら楽しく買い物をしました。

買い物が終わったらカフェへ☕「オレンジジュースを飲んでみたい」とのことだったので、近くのコメダまで歩いて行きました。「コメダ高くない?行ってもいいの?」と興奮気味な女の子。人生初コメダだったようで、ボランティアさんとにっこにこで過ごしました☺

そしてセンターへ戻ってくると、夕食作りスタートです!そんな中、夕方ごろからだんだん顔を出してくれるボランティアさんが増えてきました。この子は小学生からずっと来ている子なので、いろんな時期に関わってくれたボランティアさんが集まってくれました💨

すると、徐々に増えていくのを見て本人は「恥ずかしい…」と2階へ!全員集まったのでご飯食べよう〜と声をかけると、毛布に包まれた状態で登場!終始主役が毛布に隠れながらのお祝い会になりました(笑)

集まってくれるみんなにと作ってくれたご飯は、炊き込みご飯に、白菜とベーコンのスープに、きゅうりのサラダに…栄養満点の定食を準備してくれました。前からお家で家事を担ってきていたので、朝飯前のようでした。そしてとっても絶品!「〇〇ちゃんおいしいよ」とみんな口々に嬉しそうに食卓を囲んでいました。

お腹が満たされたら、みんなで高校3年間のセンターでの写真をスライドショーで見ました。本人は恥ずかしさで壁の向こうに隠れていましたが、ボランティアさんは「前は大勢の中に混じるの苦手やったのにな」「すごい!小学生動物園に連れていったりしてたんや?」と、10人以上いる若者合宿やボランティア活動に参加している彼女の成長に驚いたり、喜んだり、優しいまなざしで見守ってくれました。

みんなからの色紙を渡して、ボランティアさん一人一人から思い出のエピソードを伝えると、毛布から少しだけ顔を出して、真剣に聞いていました。あんなこともあったね、と昔のことやボランティアさんとの思い出を思い出して、今の成長を褒めてもらえた素敵な時間になりました。

中3の受験時期からよく話を聞いてもらっていたボランティアさんには「よく高校生活がんばりました」と言ってもらえて、とっても嬉しそうでした。

また、大学を卒業して地元へ戻ることになったボランティアさんとのお別れもしました。ボランティアさんはなんと号泣😭2人でコメダに行った時にもすでに泣いていたとのことで、本人も「さみしいよ」「行かないで」と別れを惜しみに惜しみました。こんな風にこどもたちを想ってくれるボランティアさんに関わってもらえたことに、スタッフとしてもとても胸が熱くなりました。

「時間が戻ってくれたらいいな。なんで楽しい時間ってあっという間に過ぎるんやろう。もっと味わいたいのにな…。」

卒業は悲しくて寂しくて、これからこどもとして見られることは少なくなっていき、社会に関わっていかなければなりません。

不安なことも嫌なこともたくさんあると語ってくれました。でも、今日のように、自分を祝うために集まってくれる人がいること、支えてくれる人がここにはいるんだと思えること、それが今後の彼女の支えになっていくと思います。だから、こういった節目やふりかえりの機会は大切にしています。

「センターがなかったら終わってる。これからも来ていいよね?」とぽつり。

これからも、いつでもセンターに帰ってきてね。

長く見守れる地域の場所であることは、これからもセンターとして大事にしていきたいです。