2025年度スタート
2025年度に入り、こどもソーシャルワークセンターの法人化9年目(といっても1年目は1ヶ月なので、実質は法人化8年目)がはじまりました。先月末に行われた理事会で、基本的には今年度も昨年度までの各事業を踏襲することとなりました。
法人職員としてフルタイムのスタッフがソーシャルワーカー(ユースワーカー含む)5名と事務職員1名(1名増員)にパートのアルバイトスタッフがソーシャルワーカー1名、心理スタッフ(大学院生)2名の体制でスタートします。
2025年度現在、受け入れているこども若者は、毎週利用のこどもの居場所とユースホームがこどもと若者で各20名ずつ、毎月の体験活動や配食活動でサポートしているヤングケアラーがついに30名を超えそうな状況です。一つの地域で活動する草の根団体としては限界まで支援していると自負していますが、これ以上の受け入れは人数的にも財政的にも難しい状況です。そこで2025年度はさらにネットワーク活動を重視して、うちのようにニーズのある活動を各地へ広げていくこと、その広がりをサポートする取り組みにも力を入れていこうと考えています。
そして毎日センターを開所してこれだけの支援が出来るのは、地域のボランティアの力によるものです。2023年度から年間100名程度のボランティアの規模になるように受け入れ調整をしており、そちらもいい形で仕組みが整ってきました。数年前は150名に迫りそうな数のボランティアを年間受け入れしていましたが、翌年に継続する割合が3割程度でしたが、2025年度は何と7割のボランティアが年度を超えて活動継続を希望するようになってきています。
残る大きな課題は活動のための財源になります。コロナ禍前は年間500万円の寄付を集めるのに精一杯でしたが、ここ数年は年間1000万円近くの寄付をいただけるようになってきています(昨年度はかなり厳しい状況でしたが、年度末ギリギリに大口の寄付をいただき、無事に寄付の予算額を超えることが出来ました)。また自主財源の確保については、理事長頼りの講演での収入に変わって、ここ数年はワーカー派遣による収益が増えています。2025年度は5年目となる立命館守山中学高校へのスクールソーシャルワーカー派遣が週1から週2に増えることとなります。
このように2025年度スタートにあたって、法人の状況を少し丁寧に説明させてもらいました。改めて2025年度もこどもソーシャルワークセンターにご支援ご協力よろしくお願いします。
理事長 幸重忠孝
