大学ゲスト講師報告
2025年度もソーシャルワークを学ぶ学生を中心に様々な大学からゲスト講師の依頼が来ています。5月2日は愛知の日本福祉大学、先月の22日は兵庫の関西学院大学で理事長が、こどもソーシャルワークセンターでのソーシャルワーク実践の話をしました。
学生さんのコメントシートからの抜粋です。
・ソーシャルワーカーが「相談してね」と声をかけても、子どもにとっては相談しづらい一方、こどもソーシャルワークセンターが運営されている「居場所」にいると、自然と困りごとがポロポロと出てくるというお話も印象に残り、こうした場が子どもにとって安心できる環境であることが伝わってきた。
・「福祉」という学問に対して漠然とした興味があるだけで、何の知識もないまま今の学部に入ったが、今日のお話を聞かせていただいて自分が興味のある分野の一つは児童福祉系の分野なのかもしれないと気づくことができた。いつになっても様々な家庭事情でまともな生活がおくれていない子は一定数いて、それを支援できる活動に社会福祉士として携わることができるということを知ることができた。
・子どもの世界は狭いんだなと感じた。確かに、小学生中学生は家庭と学校の行き来をする生活なので、家庭と学校どちらかの生活、もしくは両方で悩みを抱えるとしんどくなるからだ。そして、制度で解決するのではなく子どもたちを「楽しませる」という視点からしんどさを抱える子どもたちを支えるというアプローチがいろんな福祉業界の職場を経験したからこそのアイデアで素晴らしいと思った。
・「子どもは自分の辛い状況を理解しきれず、またそれを相談することができない」という点に子どもへの支援の難しさの一つがあるのだということを理解し、またそれを自分や仲間の力で変えていこうという姿勢に情熱を感じました。そして、「ソーシャルワーカーにはそれができる」という言葉が心に残りました。
・最後におっしゃっていた「ソーシャルワークは個人だけではなく社会も相手にしている」という言葉がとても印象に残っています。個人と社会をつなげられるようなソーシャルワーカーになり、誰しもが生きやすい社会にしていきたいです。
素敵な似顔絵を描いてくれたコメントシートも紹介しておきます。うまい!
