講演・研修

YCARP3周年記念イベント登壇報告

9月14日に立命館大学二条キャンパスで開催されたYCARP(子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト)3周年記念イベントで、昨年に続き今年もこどもソーシャルワークセンターとして登壇させてもらいました。前半はこども家庭庁の古藤さん(先日、こどもソーシャルワークセンターにも多くの職員と視察に来てくれました)による「ヤングケアラー関係の法制度化のポイント」について説明があった後に、シンポジウムでこどもソーシャルワークセンターのヤングケアラー支援の取り組みを理事長が紹介しました。若者ケアラーたちと活動を作り上げていること、小中学生のヤングケアラーをメインとした活動が多いこと(体験・配食)、今年度からはじまったラジオづくりと配信のことなどを短い時間に写真を交えて説明。その後、滋賀を中心としたヤングケアラー支援に関わる5団体(滋賀3・京都・静岡)によるパネルディスカッションでは、以下のポイントを話しました。

■こども若者ケアラー法制化による課題
 ①ヤングケアラー支援の自治体格差がどうなるのか
 ②現在ケアをしていない若者ケアラーはどうなるのか
 ③ケアラーの自覚がない自覚したくないケースはどうなるのか
■こども若者ケアラー法制化による期待
 ①行政がつくる各福祉計画などにヤングケアラー支援が位置づけられること
 ②行政の担当課や担当者がはっきりしたこと
 ③学校教育などでヤングケアラーについて紹介される可能性

改めてヤングケアラーに限らず同じ課題に取り組む団体とのネットワークの必要性を感じたイベントでした。

YCARPのみなさんと登壇者での記念写真