オレンジリボン映画祭2025上映作品決定
昨年度に引き続き、今年も滋賀県で行われるCFRびわこによる「びわ湖一周オレンジリボンたすきリレー」の開催日にあわせて、11月1日にたすきリレーのスタート地点である浜大津を会場に、こども虐待を考えるオレンジリボン映画祭を行います。今年も無料で多くの市民に見てもらえるように、九月からクラウドファンディングでイベント費用を集めることになります。また昨年度同様に映画祭の会場前である浜大津スカイクロスにて「びわこオレンジリボンフェスタ」も開催、親子で秋の休日を楽しめる人形劇やこどもの権利を考えるワークショップ、そして来場した親子やこどもたちには「青空こども食堂」で、おいしいお弁当を無料で提供する予定です。

ということで、さっそく2025年のオレンジリボン映画祭の上映作品を紹介していきたいと思います。まずは昨年も上映した「On My Way 僕たちは道の途中」を今年も再上映します。こちらの作品は短編ドキュメンタリー映画、滋賀県の施設で育った若者たちが登場します。登場する若者たちの中には、こどもソーシャルワークセンターで関わってきた若者たちの姿も。
続いて今回の映画祭で唯一の長編作品となるヤングケアラーの高校生が主人公の「猫と私と、もう1人のネコ」です。突然ヤングケアラーになってしまうことで、不適切な養育環境下での生活に翻弄されることとなる高校生の心情がリアルに描かれています。ヤングケアラー=虐待ということではありませんが、ヤングケアラーは時として不適切な養育環境になってしまいがちなのも事実です。
最後が短編映画「まだ見ぬあなたに」です。妊娠をしてしまった高校生が主人公。幼い頃に母を亡くし、仕事に忙殺されている父にも相談できないうちに、中絶ができる妊娠週数を過ぎてしまい一人で子どもを生むしかなくなってしまいます。昨年度、上映した「ほどけそうな、息」の小澤雅人監督作品です。短編映画なので話の展開が早いのですが、特定妊産婦について考えさせられる作品です。
今年こそはすべての作品を満席にして鑑賞したいと思っています。まずは早めの広報啓発からスタートしていきます。大津市内や滋賀や大津市から近い京都でチラシを置いたりポスターを張ってもいいよという方がいましたら、ぜひこどもソーシャルワークセンターまでご一報ください。