実習半分を終えて
実習が始まってから、気づけば半分が過ぎていました。最初はこどもや若者たちとどう話したらいいのかわからず緊張でとてもドキドキしていました。回数を重ねるうちに少しずつ会話ができるようになり、一緒に笑ったり遊んだりする時間が増えました!こどもたちから「今日も楽しかった!」「また来週話そうね!」と言ってもらえたときは嬉しかったです。
ただ楽しくこどもたちと会話するだけでなく、どんなふうに話せば伝わるかな、こどもたちの行動や言葉の背景にはどんな思いがあるのかなと考えることができるようになってきました。いつも明るく何気ない会話をたくさん話してくれる子の裏に、不安や寂しさを抱えている部分もあるかもしれないと気づいたとき、関わりの奥深さを感じました。楽しい会話の中にもこどもたち1人ひとりを理解する手がかりがあることを学びました。
残りの実習では、こうした気づきを大切にしながら、一人ひとりの背景を考え、支援者としての視点を深めていきたいと考えています。
最後に「インターンのつぶやき」の場を借りて、先日実習として参加した山科醍醐こどものひろばのシンポジウムの感想も紹介しておきます。
山科醍醐こどものひろばの「貧困とひとりぼっちのいない町を考える」についてのシンポジウムに行ってきました!
登壇者の方が話していた「ひとりぼっちでいる人」と「1人が好きな人」の違いがとても印象に残りました。ただ1人でいる姿を見て「孤立している」と決めつけるのではなく、その背景にどのような思いがあるのかを想像することが大切だと感じました。
また、孤立して困っている人が、いざという時にSOSを出せるように、周囲がその存在に気づき、声をかけられる環境づくりの重要性も話されていました。ただ寄り添うだけでなく、つながりの選択肢を提示し、必要なときにアクセスできる状態を整えておくことが大切だと学びました。
実習で出会うこどもたちの中にも、一見楽しそうに過ごしているようでも、内心はしんどさを抱えている子がいるかもしれません。表面だけを見るのではなく、背景を考えながらかかわることの大切さを改めて学びました。
今回のシンポジウムを通して、支援者はその人が発する小さなサインに気づけるかどうかが大事だと気づきました。この学びを実習や今後の関わりに活かしていきたいと思います。