こどもソーシャルワークセンターの活動

トワイライトステイ

こどもたちの夕刻を支える夜の居場所

多くのこどもたちにとって夜の時間は、学校が終わってホッとする時間。しかし保護者の夜間就労、病気や障がいなど様々な家庭の事情で夜に寂しさを感じているこどもたちもたくさんいます。トワイライトステイはそんな子どもたちを家庭的な規模(こどもたち2、3人と大人がそれ以上で合わせて5、6人の集団)で夜の時間を過ごします。安心と安全に囲まれた中でこどもたちは本来の姿や力を見せます。

「ほっ」とるーむ

日中を過ごす第三の居場所

こどもたちにとって日中を過ごす学校は、勉強をしたり友達と楽しく過ごす場。
しかし、学校生活に息苦しさを抱えたこどもたちもいます。息苦しさの理由は、いじめなど友達との人間関係、先生との関わり、そもそも集団活動や勉強が苦手など様々です。
「ほっ」とるーむは、こどもたち一人ひとりにあわせた規模で、安全と安心を提供して、まちの大人やこども同士のつながりの中で自分らしさを見つける場所です。

ユースホーム

生きづらさを抱える若者たちの支援事業

こども時代を「こどもソーシャルワークセンター」で過ごしたこどもたちの中には、高校中退や家庭の事情を抱えたまま若者期に突入しているメンバーがいます。またこども以上に若者向けの支援メニューは少ないのが現状です。ユースホームはセンターの近くに一軒家を借りてそこでの若者向けの居場所活動と社会につながる機会づくりや自己肯定感を高めるためのボランティア体験活動、そして若者たちの当事者性を生かしてのオーダーメイドの就労支援を行っています。

ヤングケアラー支援

家庭でケアラーの役割を担っている若者たちによるヤングケアラー支援づくり

滋賀県からヤングケアラー支援体制強化事業を受けてヤングケアラー支援を行っています。センターに通うヤングケアラーのこどもや若者たちの声から、必要な支援づくりを行っています。具体的には、ヤングケアラーの若者たちが集まるサロン(オンライン含む)活動やピアスタッフのための合宿活動で出てきた意見から、ヤングケアラーの小中学生向けの体験活動や家での食事づくりを軽減するための配食活動などを行っています。

ネットワーク事業

様々な団体とネットワークを作りながら取り組む多様な活動

こどもや若者たちに活動を届けるため、まちのお店屋さんなどの力を借りて、彼らを支援する様々な取り組みを行っています。例えば、定時制高校と協力して学校内に居場所をつくる活動など、こどもソーシャルワークセンターだけでは出来ない他団体と協力した活動を行っています。また、様々な社会課題(不登校・虐待・貧困・ヤングケアラーなど)のネットワークに参加して、その活動に協力しています。