センターで育った子どもたちの声
何度も家で困ったことがある時とかに
助けてくれました。
小学生の時に不登校でずっと家にいる生活の中で、親ともトラブルが増えていて、ちょっとでも外に出る機会になるようにと紹介してもらってこのセンターに来ました。センターで過ごすうちにだんだん、困ってる時とか、楽しいお泊まりの計画とか、一緒に考えてくれるんやなと思うようになりました。思春期の時はセンターでもかなり反抗期だったけど、センターでは諭さずにいてくれたから、今、はっきり意見が言えるようになったんだと思います。最近は、家計のやりくりをしたり、学校帰りに買い出しして家族のご飯をつくったりしています。家庭や学校での生活に不満があっても、親や先生たちの事情を理解できるようになったのは、センターの人から愛情をもらったからです。小学生から来てるから、センターで生活して育ったって感覚をもってます。何度も家で困ったことがある時とかに助けてくれました。
自分の存在を認めてくれる人がいたことが
大きかったなと思います。
中学生のときに、勉強をする場所として紹介してもらって、センターに来ました。でもセンターでは勉強だけじゃなく、ボランティアさんと一緒にゲームをしたり、一緒にご飯を食べたりもできました。家では親の代わりに妹たちの世話や料理・洗濯物などの家事をしたり、バイトもして生活費を家に入れていました。センターは家からの交通費も出してくれるので、お金がない時も来ることができました。心がしんどい時もあったけど、いろんな活動に参加するなかで、心が明るくなっている自分がわかるときがあります。自分の存在を認めてくれる人がいたことが大きかったなと思います。センターで過ごす時間は一週間に一度の癒しだなと思います。
保護者の声
何も言わずともお兄さん二人が
全力で共感してくれました。
子どもが学校に行かないようになり、プチ引きこもり状態でどこにもつながりのなかったときにセンターとつながることが出来ました。同じように日中にセンターでのんびりしに来ていたお兄さん二人が子どもと一緒に過ごしてくれていて、学校のいやなことをぽろぽろと話すようになると、何も言わずともお兄さん二人が全力で共感してくれたのが、本人にとってはすごくよかったようでした。
ボランティアの声
子どもたちが自分の名前を呼んでくれたときは
喜びとやりがいを感じます。
高校生の頃、職場体験としてセンターに来たのがきっかけです。最初は「体験が終わってとりあえずボランティアやってみようかな」という感じでしたが、センターの居心地が良いことや来ている子どもたちを長く見ていきたいという思いがあってかれこれ6年近く続けています。これだけ長く続けているのは、「今日も子どもたちが待ってるかな」と思うと自然と行きたくなるし、子どもたちが自分の名前を呼んでくれたときは喜びとやりがいを感じます。センターの良いところは、子どもたちだけでなく自分たちボランティアも居心地の良さを感じられるアットホームさだと思います。
自分にとっての「当たり前」が
当たり前ではない子がいることを知りました。
自分の視野を広げるため、大学のボランティアサークルを経由してきました。初めて子どもに会った日は、私の顔を見た途端別の部屋に行ってしまって、全然話してくれませんでした。でも、継続して関わり続けることで今はかなり話してくれるようになったので嬉しいです。最近は、初めて会った人に対する人見知りが減ったように感じて成長を感じています。子どもとお風呂に一緒に行くのは、センターならではの取り組みだと思います。最初は驚いたけど、夜の時間を家族と過ごしたり、一緒にご飯を食べたり、お家でお風呂に入ったり。そういった自分にとっての「当たり前」が当たり前ではない子がいることを知りました。お風呂に入ることも含めて大事な取り組みだと感じます。
寄付者の声
家庭とも学校とも違う『居場所』として、子どもたちが
自分自身を安心して出せる場所になっています。
こどもソーシャルワークセンターでは、調理ボランティアをさせていただいてもうすぐ一年です。ここに集まってくる子どもたちの細かな事情は知りません。しかしどの子も優しく、好きなことや色んなことに興味があることは確かです。家庭とも学校とも違う『居場所』として、子どもたちが自分自身を安心して出せる場所になっています。安心できる場所で美味しいごはんを口にして、心も身体も栄養に満たされるように心を込めて作らせていただいています。子どもたちの“美味しい”の言葉・表情・想いが伝わってきて、わたしの栄養になっています。子どもたち、ありがとう。支え合い、助け合って生きていくってこういうことだと教えてくれました。この夏、障がいの有無に関わらず、誰もが暮らしやすい町づくりの一環として、守山市の観光大使『もりやま卑弥呼』として選んでいただきました。守山市だけでなく、色んな地域、日本が住みやすい国になることを祈っています。そしてそのコンテストの優勝賞金はセンターの子どもたちに還元したいと考えて寄付させてもらいました。