福井での学校内居場所カフェの講演報告
福井で開催された学校内居場所カフェ関連のイベントにて、3月18日(月)に理事長の幸重が事業報告会及びスタートアップ講演会に、20日(水)に職員の鳴橋がボランティア研修会に、それぞれ登壇しました。
後半のボランティア研修会では、学校内居場所カフェに関心のある方やまさにボランティアとして参加してみたいという方や元々高校教員をされていた方などが参加されていました。現在センターで開催している2校(大津清陵高校昼間部・瀬田工業高校夜間定時)での実践について説明した後、センターの活動におけるボランティアさんの立ち位置や実際にボランティアさんからいただいた声を紹介しました。
高校生にとってボランティアは、普段学校内で過ごしている中では出会えない地域の大人です。センターの他の活動においても共通することですが、スタッフだけでなくボランティアさんにも関わりの場に入ってもらっているのは、専門職の支援支援した関わりではなく、人と人としての気軽な関係性が大事だと思っています。”ただの”お兄さんお姉さん・おっちゃんおばちゃんだからこそ、普段学校の先生には話せないようなことも雑談の中で話してくれたり、教室とは違ってカフェなら1人で来ても誰かが話し相手になってくれるから過ごしやすいと高校生が言ってくれたり、肩ひじ張らない過ごしやすい空間づくりにボランティアさんも一緒になって取り組んでいることを報告しました。
研修会後は福井での活動報告と参加者同士の交流会もあり、現在福井では学校内居場所カフェを広げていこうという動きが活発化していることを聞かせていただきました。全国的な動きも出てきている中、滋賀県でもこれからさらに実施校を増やしていけるよう取り組みを発信していきたいと感じました。
当日の研修の様子は翌日の中日新聞に掲載されました。掲載記事の冒頭部分は下記の中日新聞のサイトから読むことが出来ます。