昨年度、有限責任監査法人トーマツが、こども家庭庁の補助を受けて実施した「ヤングケアラー支援の効果的取組に関する調査研究」において、こどもソーシャルワークセンターが行うヤングケアラー支援について詳細インタビュー調査が行われました。今回、インタビュー内容が掲載された調査報告書が公開されました。報告書内の分析においても、こどもソーシャルワークセンターの取り組みで明らかになった点を重視する記述が多く見られています。

こちらの報告書はアンケートによる量的研究の調査だけでなく、民間団体や自治体の取り組み、ヤングケアラー自身へのインタビューによる質的研究も丁寧に行われているので（こどもソーシャルワークセンターのピアスタッフにも協力要請して、その内容と分析も報告書に掲載されています）、今後のヤングケアラー支援において有用な調査報告であり、こどもソーシャルワークセンターが調査対象に選ばれたことはソーシャルアクションを目指す社会福祉士事務所として大きな意味がありました。ボリュームのある調査報告書ですが、ヤングケアラー支援に関わる多くの人に読んでいただきたいと思います。

このようにこどもソーシャルワークセンターでは、現場の実践や福祉課題を抱えるこども若者の声を、国や自治体の施策につながるための活動への協力も行っています。

令和5年度ヤングケアラー支援の効果的取組に関する調査研究