ヤングケアラーの小学生たちが家庭を離れて貸し切りの彦根の宿で一夜を楽しむ「ヤンケアひこキャン」が開催されました。今年は元旦の震災の影響もあったのか当日になってキャンセルがたくさん出て当初予定していた人数よりもかなり少ない参加者でしたが、そのぶんヤングケアラーの高校生や若者たちのお兄さんお姉さんたちにいっぱいかまってもらって大満足な活動になりました。

今回の企画は滋賀県で共にヤングケアラー支援に取り組むNPO法人芹川の河童さんとの共同開催で、食事はすべてNPO法人芹川の河童さんのみんなの食堂から提供されましたが、どの食事も本当においしかったです。

来年度からこのような滋賀県でのヤングケアラー支援の取り組みが評価され、全国的にも「ヤングケアラーのレスパイト支援」として、ヤングケアラーが家庭から離れてこどもらしく過ごす時間をつくる体験活動が増えていきそうです。

さて、一夜あけて2日目！少し移動してヤンマーミュージアムに行きました。早速レストランでお昼ごはん。ヤンマーのトラクター柄のプレートに興奮しながらもぺろっと完食です！「早よ行こ早よ行こ」と待ちきれず、いよいよミュージアムに入れてもらうことに…！昨夜は全員2時まで起きていたのにみんな元気いっぱいです。

ミュージアム内のブースを遊びつくして、あっという間に2日目の楽しい時間も終わりとなりました。そろそろ彦根のみんなとはお別れやなあと声をかけると、途端にみんな反応が悪くなり歩みも遅くなります…💦 もう帰りの時間や～というと、「今日が昨日になったらいいのにな」とぽつり。「めっちゃいい旅館やったな。あと1泊したいな」。おうちへと送る車内でも、最後の最後まで「次いつ会える？次なんかあるときも遠慮せず誘ってな！！」と何回も何回も伝えてくれていました。ほんとうに楽しかったようでした。また次の体験活動の企画もしないと！と子どもたちの姿に思わされる瞬間でもありました。